ケトン体
けとんたい
3-ヒドロキシ酢酸やアセト酢酸などが知られている.アセチルCoAを原料とするため,脂肪酸からも生成することができる.飢餓時などグルコースが枯渇した際に主として肝臓で産生され,脳や心臓などの組織でグルコースに代わるエネルギー源として利用される.糖尿病においても重篤になると細胞がグルコースを取り込むことができず,細胞内グルコースが枯渇するためケトン体が生じることが知られている.(実験医学増刊342より)
「解明」から「制御」へ 肥満症のメディカルサイエンス
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