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低分子量Gタンパク質

ていぶんしりょうGたんぱくしつ

低分子量Gタンパク質はRasに代表されるGTPaseで,さまざまな細胞内プロセスの制御を司る.ARF1,Rab1,Sar1などはすべてこのグループに属する.各低分子量Gタンパク質に特異的なGDP/GTP交換因子(GEF)によりGTP結合活性型に,GTPase活性化因子(GAP)によりGDP結合不活性型に変換されることにより,下流へのシグナル伝達のスイッチとして働く.Rabをはじめとする一部の低分子量Gタンパク質には,そのGDP型に結合して不活性型GTPaseを細胞質に局在させるGDP解離抑制因子(GDI)と,GDIを解離させ標的膜への局在を促進するGDI置換因子(GDF)がさらに関与する.(実験医学増刊2710より)

感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略

光山正雄,北 潔,野本明男/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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