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細胞接着構造が司る微小管とアクチン細胞骨格のクロストーク

A cross-talk between microtubule and actin cytoskeleton by integrin-based adhesions
Rafiq NBM, Nishimura Y, et al:Nat Mater, 18:638-649, 2019
西村有香子
Yukako Nishimura:Mechanobiology Institute, National University of Singapore(シンガポール国立大学,メカノバイオロジー研究所)
10.18958/6435-00003-0001218-00

インテグリン受容体などからなる細胞接着構造は,細胞外基質の環境を感知・応答する働きをもつオルガネラである.一方,微小管は,細胞極性・移動を司る細胞骨格であり,接着構造と作用する可能性が示唆されていたが,そのしくみと意義は不明であった.本研究では,微小管-KANK-接着構造の物理的結合を介して,微小管がアクチン細胞骨格の制御と接着構造の形成・崩壊ダイナミクスの制御に働くことを明らかにした.

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