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抗体治療

こうたいちりょう

本邦ではIL-5中和抗体である抗IL-5抗体(メポリズマブ),抗IL-5受容体α鎖抗体(ベンラリズマブ)が上市されている.ベンラリズマブは抗体依存性細胞障害を誘導し,抗体が結合した細胞に対してNK細胞などがアポトーシスを誘導する.なお,IL-5受容体はα鎖とβ鎖のヘテロダイマーであり,α鎖がIL-5への特異性を有している.β鎖はIL-3受容体,GM-CSF受容体と共有されており,シグナル伝達を媒介する.(実験医学増刊4212より)

ヒト疾患と免疫細胞サブセット

解像度をあげて見えてきた病態を規定する疾患のキープレーヤーと治療戦略

上野英樹,吉富啓之,熊ノ郷 淳/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです