核を除去した細胞に，別な細胞の核を移植すること．体細胞の核をとり出し，脱核した卵子に移入すると，体細胞由来の核はリプログラムされ，その細胞は発生を開始する．そのようにしてできた動物をクローン動物という．1962年にJ. Gurdonがカエルで，1996年にI. WilmutとK. Campbellがヒツジで，それぞれ核移植によるクローン動物の作出に成功した．（実験医学増刊3412より）

がん免疫療法　腫瘍免疫学の最新知見から治療法のアップデートまで

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河上　裕／編