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糸球体硬化

しきゅうたいこうか

糸球体硬化は,さまざまな腎糸球体疾患により糸球体障害が引き起こされた結果起こる,最終到着地点である.病理学的には,「糸球体毛細血管の消失と細胞外基質の沈着」と定義されている.ポドサイト障害から生じる糸球体硬化は,ポドサイトに再生能がないことから,ポドサイトが脱落した糸球体基底膜の部位を外側のボウマン嚢上皮細胞が被覆することにより糸球体硬化が進展していくと考えられている.z(実験医学2016年5月号より)

国民病“腎疾患”治療の光が見えてきた!腎臓のサイエンス

発生・三次元組織再生と機能破綻のメカニズム

西中村隆一/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです