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運命決定に中心的に働く転写因子：パイオニア因子出芽酵母における網羅的な同定と機能解析
横浜市立大学大学院生命医科学研究科 古久保哲朗
多細胞生物の細胞運命決定において中心的な役割を担う転写因子は，パイオニア因子とよばれ，ヌクレオソーム（以下Nuc）構造の有無にかかわらず，標的配列に結合する能力を有するとされているが，その作用機序についてはいまだ不明な点が多い（通常の転写因子はNuc中の標的配列には結合できず，パイオニア因子がNuc構造を破壊 or 変形した後にはじめて結合が可能になると考えられている）．今回，L. BaiおよびD. Shoreらの研究グループは，
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2018年11月号掲載
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