本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.パズルの回答は,下記フォームからご応募ください! 前問の答え合わせも本ページでご紹介してゆきます.
正解者にはプレゼントがありますので, たくさんのご応募をお待ちしております.
正解された方の中から抽選で「『あなたのラボにAI(人工知能)×ロボットがやってくる』+ひつじ社員+小社メモ帳」をセットで1名様にプレゼント
※ ご解答期限は2025年2月号の発行までとなります
※ プレゼント当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます
第90問 ループでつなごう
ルールに従って,ひとつながりのループをつくるパズルです.丸点がマスの辺上にある場合は,線の向きがタテかヨコかが決まります.また,丸点が丸点を通る直線の中点(ちょうど真ん中)に来ることから,線の長さが確定する場合もあります.これらを使って,すべての丸点をつなげて,ループをつくってください.
前回のこたえ
先月の『あやしい細胞はどれ?』は楽しんでいただけましたか? 先月号の特集は,AI 時代の生体イメージング技術がテーマでした.その技術の1つとして,さまざまな情報を駆使して,候補の細胞を見つけ出すといった形を想像し,空間が残る箱詰めパズルでの出題としました.箱詰めパズルは,解くための近道というのはなく試行錯誤が中心となります.そのため,試行錯誤をいかにうまく,早くやるのかというのが,解くコツということになります.一番いいのは,少し手間ですが,問題をコピーして自分で実際のピースとして切り取り,それらを動かしてはめてみることです.実物のピースがない状態で,ピースを回転させながら盤面に書き込んで埋めていくのは,5ピースもあると,パズルに慣れている人でもかなり大変な作業です.一方で,実物があると実際にピースを回転させて置いていくだけですので,空いているところにピースが入るかどうかだけに頭を使えばよく,効率よく試行錯誤ができるというわけです.もちろん,実物のピース無しで解いてみせる,書き込みもせずに解いてみせる“目で解く”という猛者の楽しみ方もありますので,自分にあった方法で楽しんでもらえればと思います.さて,今回の問題ではすべてのピースを入れると解答図のようになりますので,残るマスに見える細胞の「F」が答えとなります.
このような箱詰めパズルは,これまでも,本コーナーでかなりの回数,出題してきました.その際に「ピースを裏返していいのか」について気になっている方もいるかもしれません.対称性のあるピースについては,裏返しても,裏返さなくても入り方は同じですが,非対称なピースについては,裏返すと違う入り方をします.それらが気になりだすと,試行錯誤の手間が一気に増えます.本コーナーでの出題では,問題で裏返しに言及したことはないのですが,種明かしをすると,裏返しにしたとしても答えが1つに決まるように問題をつくっています.つまり,出題通りの向きでしか答えに行き着くことができません.これらの仕掛けを知ったあなたは,今後は悩まず,裏返し無しで挑戦してもらえたらと思います.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!