バイオ実験に絶対使える統計の基本Q&A

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バイオ実験に絶対使える 統計の基本Q&A

この新刊立ち読みコーナーでは,新刊『バイオ実験に絶対使える 統計の基本Q&A』を隔週更新のWeb連載形式でご紹介いたします.本書は,研究者の悩み・疑問の声を元に,基本編では現場で必要な基礎知識をQ&A形式で解説.実践編では,研究現場で頻繁に出会う具体例を元に,データ処理の考え方とプロセスをケーススタディー形式でわかりやすく説明しています.

以下では特別に,本書から全6項目を抜粋し,研究者がよく出会う悩みと疑問に1つずつお応えしていきます.

コンテンツ

【第1回】 Q1 「統計学的に有意」とは何を意味しているのですか?
  • 基本編 1章 最低限知っておきたい知識Q03を抜粋
2012年9月4日更新
【第2回】 Q2 同じ実験を繰り返して得られた平均値の誤差を出すときに,標準偏差と標準誤差ではどちらを用いるのでしょうか?
  • 基本編 4章 実験の目的に合った検定の選び方・実験計画Q29を抜粋
2012年9月18日更新
【第3回】 Q3 3つ以上の群の差を調べるにはどうしたらよいですか? t検定は使えないのですか?
  • 基本編 4章 実験の目的に合った検定の選び方・実験計画Q36を抜粋
2012年10月2日更新
【第4回】 Q4 マウスを用いた実験で,個体差が大きく有意差が取りにくい場合はどうしたらよいですか?
  • 基本編 5章 測定値の扱い方Q41を抜粋
2012年10月16日更新
【第5回】 Case1 培養細胞に試薬Aを加える前と後の,ある遺伝子の発現量を測定しました.その効果についてどのように解析すればよいでしょうか?
  • 実践編 1章 発現量,活性など一般的なin vitro実験のケーススタディーCase01を抜粋
2012年10月30日更新
【最終回】 Case2 ノックアウトマウスを作成したところ,野生型よりも体が大きいようです.ノックアウトの表現型への影響の相関を調べるにはどうしたらよいですか?
  • 実践編 2章 個体数,表現型,行動解析などのケーススタディーCase12を抜粋
2012年11月13日更新
統計を「ツール」として使いこなすための待望の解説書! 研究者の悩み・疑問の声を元に,現場で必要な基本知識をQ&A形式で,データ処理の考え方とプロセスをケーススタディー形式で解説!

バイオ実験に絶対使える統計の基本Q&A
論文が書ける 読める データが見える!

秋山 徹/監 井元清哉,河府和義,藤渕 航/編

監修者プロフィール

秋山先生 写真
秋山 徹(あきやま てつ)
東京大学分子細胞生物学研究所教授.1981年東京大学大学院修了.医学博士.’94年大阪大学微生物病研究所教授.’98年より現職.専門は分子細胞生物学,分子腫瘍学.細胞がん化の分子機構,がん幹細胞と微小環境,ncRNAなどに関する研究を行っている.

編者プロフィール

井元先生 写真
井元 清哉(いもと せいや)
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター准教授.2001年九州大学大学院数理学研究科博士課程修了.博士(数理学).東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター博士研究員,助手,助教授を経て’07年より現職.専門は,統計学およびバイオインフォマティクス.ヒトゲノムシークエンスデータ,トランスクリプトームデータなど高次元大規模データから知識発見・予測を行うための統計学理論,方法論の研究に従事.
河府先生 写真
河府 和義(こうふ かずよし)
シンガポール国立大学癌科学研究所シニアリサーチサイエンティスト.2001年大阪大学大学院博士課程修了.医学博士.ノバルティスファーマ研究員,東京大学分子細胞生物学研究所ポスドク,東北大学加齢医学研究所助教を経て,’09年より現職.専門は分子免疫学.Runx転写因子群による免疫系サイトカインネットワーク制御機序の解析を足がかりにヒト免疫関連疾患の治療法の進歩に貢献できればと願っている.
藤渕先生 写真
藤渕 航(ふじぶち わたる)
京都大学iPS細胞研究所教授.1991年広島大学理学部卒.’93年京都大学大学院修士課程修了.’95年京都大学化学研究所助手.’98年博士(理学)取得.’99年米国立衛生研究所NCBI客員研究員.2002年同連邦政府正職員.’03年独立行政法人産業技術総合研究所生命情報科学研究センター研究員.’07年同生命情報工学研究センター研究チーム長.’12年より現職.専門は細胞インフォマティクス.ヒト細胞データベースと細胞情報解析手法を開発しながら細胞状態理論の構築を目指している.
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