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Q12. スタンダードに用いるタンパク質の選び方がわかりません!
- A.一般的なタンパク質定量法では,スタンダードタンパク質としてウシ血清アルブミン(BSA)が多用されるが,Bradford法を用いた場合は,BSAではなくウシのγグロブリン(イムノグロブリンG)をスタンダードとして用いることが推奨されるので留意しよう
- Bradford法を用いた場合は,BSAの発色は一般的な他のタンパク質よりも強くなる(逆に,概してBCA法はBradford法よりはタンパク質間の発色差が少ない).なお,論文には必ずタンパク質定量の際に使用したスタンダードタンパク質名を明記しよう.
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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