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Q7. 使用しているバッファーに干渉成分が入っているようですが…
- A.実際のサンプル測定と同じバッファー濃度になるようにバッファーを加えて検量線用サンプルを作製し,発色試薬を加えて測定し検量線を描いてみよう.このとき,タンパク質濃度依存的に測定値が上昇し,検量線が描けたら測定可能と考えて大丈夫だ
- バッファー組成中にタンパク質定量用の試薬(キット)に干渉する成分が含まれていても,検量線がタンパク質濃度と比例して上昇していれば対応させて測定可能である.
干渉してしまっている場合はQ8参照.
Q6 濃度皆目不明定量と染色のQ&A一覧へQ8 バッファー干渉克服
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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