みなさんは重篤な患者さんの担当になったことがありますか? もしくは,自分の患者さんが重症化してしまったことがありますか? 自分の同僚が重症患者さんの担当になって困っているのを見たことがありますか? (中略) はじめての重篤な患者さんを前にして,初期研修中の身であれば通常は思考停止してしまいます.その理由は,重篤であること,臨床的問題点が多いこと,そして複雑であること,があげられます.でも,実はちゃんと手順を踏めば,初期研修医の先生たちの知識(もしくは医学生の知識)でも十分に患者さんの全身状態の把握と診療の方向づけが可能です. ポイントは,次の2点です. ① 酸素需給バランスの概念を理解する ② 臓器別に系統的に評価する そうです.たったこの2点です. 今回の特集では,この2点を踏まえた重症な患者さんの評価の方法をとり上げます.この2点は重症患者の全身評価の基礎であり,世界のどこにいっても通用します. 総論では,何をもって重症と判断するか,すなわちざっくり言うと酸素需給バランスの異常の系統的迅速評価について述べられています. その後に続く各論では,各臓器の評価方法について概説されています.この臓器別に評価をする方法を「by system」とよびます. (中略) すべての稿を読み終わった後,皆さんは重症度評価と臓器別評価の基礎が理解できているはずです.
みなさんは重篤な患者さんの担当になったことがありますか? もしくは,自分の患者さんが重症化してしまったことがありますか? 自分の同僚が重症患者さんの担当になって困っているのを見たことがありますか?
(中略)
はじめての重篤な患者さんを前にして,初期研修中の身であれば通常は思考停止してしまいます.その理由は,重篤であること,臨床的問題点が多いこと,そして複雑であること,があげられます.でも,実はちゃんと手順を踏めば,初期研修医の先生たちの知識(もしくは医学生の知識)でも十分に患者さんの全身状態の把握と診療の方向づけが可能です.
ポイントは,次の2点です.
そうです.たったこの2点です.
今回の特集では,この2点を踏まえた重症な患者さんの評価の方法をとり上げます.この2点は重症患者の全身評価の基礎であり,世界のどこにいっても通用します.
総論では,何をもって重症と判断するか,すなわちざっくり言うと酸素需給バランスの異常の系統的迅速評価について述べられています.
その後に続く各論では,各臓器の評価方法について概説されています.この臓器別に評価をする方法を「by system」とよびます.
すべての稿を読み終わった後,皆さんは重症度評価と臓器別評価の基礎が理解できているはずです.
重症患者さんの全身状態をすみやかに見落としなく把握するため方法,“by system”での評価を基本から教えます!循環や呼吸など,臓器系統ごとにチェックして鑑別し,必要な治療を考えるポイントがつかめる!
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