画像診断Q&A

レジデントノート 2015年5月号掲載
【問題】約半年の乾性咳嗽,呼吸困難で受診した40歳代男性

症例

症 例
:40歳代男性
既往歴
:なし
喫煙歴
:なし
職 業
:建築業(現場監督)
現病歴
:6カ月前頃より乾性咳嗽が出現,1カ月前より労作時の呼吸困難も出現していた.職場健診の胸部X線写真にて昨年認めなかった異常陰影を指摘され,また肺機能検査で肺活量の著明な低下(% VC 62.6%)を指摘され,間質性肺炎疑いにて紹介受診となる
身体所見
:体温36.8℃,胸部聴診上両側上肺野でfine crackles 聴取,心雑音なし.その他身体所見に異常認めず
生活歴
:築30年の鉄筋マンション居住,日照良好.ペット飼育なし,羽毛布団使用(10年前より)
血液検査
:WBC 6,510/μL(Neu 65%,Ly 24%,Eo 4%),LDH 265IU/L,CRP 0.3mg/dL, KL-6 1,100U/mL,抗核抗体320倍,ほかの膠原病関連の抗体は陰性,血沈13 mm/1 時間
血液ガス
:PaO2 94.2Torr,PaCO2 39.6Torr

Question

  1. Q1. 胸部画像所見(図1)は?
  2. Q2. 鑑別として何を考え,どのような医療面接,検査を行うか?
「羊土社会員」ご登録(無料)で症例画像など、全文が読める!
本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社会員」のご登録が必要です.