画像診断Q&A

レジデントノート 2016年4月号掲載
発熱,咳嗽を主訴とした60歳代女性

症例

症例
:60歳代女性.
既往歴
:50歳代,胃癌.50歳代から関節リウマチで通院中であり,1カ月前からブシラミン内服を開始した.
喫煙歴
:なし.
飲酒歴
:なし.
家族歴
:特記すべきことなし.
現病歴
:5日前から発熱,乾性咳嗽が出現した.改善しないため,当院内科外来を受診した.
身体所見
:意識清明,体温36.6℃,脈拍70 /分, 血圧140/72 mmHg,呼吸数14 /分.SpO2 97%(室内気).胸部聴診上両側でfine cracklesを聴取した.そのほかに特記すべき身体所見なし.
検査所見
:WBC 6,800 /μL(Neu 63.5%,Ly 27.5%,Mono 7.5%,Eo 1.5%),CRP 5.14 mg/dL,TP 7.5 g/dL,Alb 4.1 g/dL,GOT 41 IU/L,GPT 37 IU/L,LDH 256 IU/L,BUN 11.0 mg/dL,Cr 0.50 mg/dL,KL-6 175 IU/mL,SP-D 23 ng/mL.動脈血液ガス(室内気):pH 7.446,PaO2 73.0 Torr,PaCO2 43.1 Torr.

Question

  1. Q1. 胸部X線像(図1),胸部CT像(図2)の所見は何か?
  2. Q2. 診断はどのように行うか?
  3. Q3. 治療はどのように行うか?
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