画像診断Q&A

レジデントノート 2021年5月号掲載
下肢浮腫で受診した80歳代男性

症例

症例
80歳代男性.転倒を契機に左下肢浮腫が出現し,他院で深部静脈血栓症と診断された.約3週間後に全身状態が悪化したため再受診した.単純CTで左腸骨動脈瘤を認め,緊急開腹手術が行われたが,修復困難と判断され閉腹された.
血液検査所見
Ht 29.3 %,Hb 9.9 g/dL,WBC 10,900/µL,PLT 2.02×105/µL,AST 496 U/L,ALT 335 U/L,LD 635 U/L,ALP 465 U/L,γ-GTP 43 U/L,Cr 6.12 mg/dL,eGFR 7.4 mL/分/1.73m2,BNP 578.6 pg/mL.
動脈瘤の詳細な評価を目的として造影CT(動脈相)が撮影された(図).

Question

  1. Q1:図から考えられる肝逸脱酵素とBNP上昇の原因は何か?
  2. Q2:どのような治療法が考えられるか?
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