発熱，労作時呼吸困難を主訴に来院した70歳代女性｜実践！画像診断Q&A｜羊土社：レジデントノート - 羊土社

症例: ：70歳代，女性．
主訴: ：発熱，労作時呼吸困難．
既往歴: ：高血圧症（20年前），脳梗塞（10年前）．
常用薬: ：アムロジピン5 mg/日，カンデサルタン4 mg/日，バイアスピリン100 mg/日，ランソプラゾール15 mg/日．
職業: ：無職．
喫煙: ：なし．
飲酒: ：機会飲酒．
粉塵吸入歴: ：なし．
アレルギー歴: ：なし．
家族歴: ：特記すべきことはない．
現病歴: ：10日前から発熱し，当院来院日の朝から労作時呼吸困難が出現したため当院救急外来を受診した．酸素飽和度の低下を認めたため緊急入院となった．
身体所見: ：身長168 cm，体重77.9 kg，体温36.9℃，血圧157/91 mmHg，脈拍85回/分，呼吸数22回/分，SpO₂ 85％（室内気）．意識清明．頸静脈拡張なし．胸部：清，心雑音なし．腹部：肝･腎･脾を触知しない．表在リンパ節を蝕知しない．浮腫はない．神経学的所見：特に異常を認めない．
血液検査: ：WBC 18,820 /µL（好中球84.0％，リンパ球9.7％），Hb 13.6 g/dL，Plt 24.4万/µL，Na 141 mEq/L，K 3.9 mEq/L，AST 43 IU/L，ALT 62 IU/L，LD 261 U/L，KL-6 816 U/mL，CK 29 U/L，BUN 10 mg/dL，Cr 0.61 mg/dL，CRP 3.8 mg/dL，D-dimer 0.9 µg/mL，BNP 25.3 pg/mL，β-D glucan≦4 pg/mL．

Q1：胸部単純X線写真（図1）の所見は？
Q2：診断のためにさらに必要な検査は？

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