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画像診断Q&A

レジデントノート 2023年2月号掲載
亜急性の経過で出現した乾性咳嗽を主訴に来院した70歳代女性

症例

症例
：70歳代女性．
既往歴
：高血圧，脂質異常症，逆流性食道炎．
現病歴
：来院3カ月前から乾性咳嗽が出現した．近医を受診し抗菌薬にて加療をされたが咳嗽は改善せず，徐々に労作時呼吸困難が増悪し当科紹介受診となった．
身体所見
：身長150 cm，体重45 kg．意識清明，体温36.5℃，血圧137/85 mmHg，脈拍75回/分・整，SpO2 98％（室内気）．心雑音なし．両側下背部聴診で吸気終末にfine cracklesを聴取．腹部軽度膨満，圧痛なし．両側手指の軽度腫脹，両側下腿浮腫あり．
内服薬
：アムロジピン，ピタバスタチン，コデインリン酸塩．
生活歴
：喫煙歴なし，飲酒歴なし．アレルギー歴なし．化学薬品曝露なし．住居は築25年一戸建て，カビが目立つことはない．ペットなし，鳥との接触なし．加湿器の使用なし．
家族歴
：特記事項なし．
血液検査
：WBC 5,900 /μL（好中球76％，リンパ球17％，異型リンパ球0％），Hb 12.0 g/dL，Plt 23.1万/μL，Alb 3.7 g/dL，AST 17 IU/L，ALT 11 IU/L，LDH 261 IU/L，CK 90 IU/L，UN 15.6 mg/dL，Cr 0.69 mg/dL，CRP＜0.04 mg/dL，KL-6 1,508 U/mL．

Question

  1. Q1：胸部単純X線写真（図1）の所見は？
  2. Q2：鑑別として何を考え，どのような対応や検査を行うか？
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