健診で右肺門部腫大を指摘され紹介となった30歳代男性｜実践！画像診断Q&A｜羊土社：レジデントノート - 羊土社

症　例: ：30歳代，男性．
主　訴: ：なし（胸部異常陰影）．
併存症: ：なし．
常用薬: ：なし．
職業: ：会社員．
喫煙: ：10本×5年間（20〜25歳）．
飲酒: ：機会飲酒．
粉塵吸入歴: ：なし．
アレルギー歴: ：なし．
家族歴: ：特記すべきことはない．
現病歴: ：生来健康．会社の健康診断を受けた際，胸部単純X線にて右肺門部の腫大を指摘され，精査目的で当科を紹介受診となった．
身体所見: ：身長165 cm，体重78.5 kg，体温36.3℃，SpO₂ 97％（室内気）．意識清明．頸静脈拡張なし．胸部：肺音清，心雑音なし．腹部：肝･腎･脾を触知しない．表在リンパ節を触知しない．浮腫はない．
神経学的所見: ：特に異常を認めない．
血液検査: ：WBC 4,290/μL（好中球48.1％，リンパ球44.5％，好酸球0.9％），Hb 15.2 g/dL，Plt 29.4万/μL，AST 27 IU/L，ALT 58 IU/L，LD 196 U/L，CK 46 U/L，BUN 10 mg/dL，Cr 0.72 mg/dL，CRP 0.1 mg/dL，IgG 1,122 mg/dL，可溶性インターロイキン2レセプター（sIL-2R）550 U/mL，アンジオテンシンⅠ転換酵素（ACE）16.5 U/L．

Q1：胸部単純X線写真（図1）の所見は？
Q2：診断のためにさらに必要な検査は？

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