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非小細胞肺がん治療のパラダイムシフト:血管新生阻害剤の併用療法

Paradigm shift of treatment for non-small cell lung cancer―Combination therapy with angiogenesis inhibitor―
横井 崇,木島貴志
Takashi Yokoi/Takashi Kijima:Division of Respiratory Medicine,Department of Internal Medicine,Hyogo College of Medicine/Department of Thoracic Oncology,Hyogo College of Medicine(兵庫医科大学内科学講座呼吸器科/兵庫医科大学胸部腫瘍学特定講座)
10.18958/6457-00001-0001167-00

血管新生阻害薬は殺細胞性抗がん剤との併用で,奏効率,無増悪生存期間,全生存期間の延長効果を示している.近年免疫チェックポイント阻害剤による進行非小細胞肺がんの治療成績向上がめざましいが,血管新生阻害薬は現在でも肺がん治療の標準治療の重要な位置づけである.単に腫瘍血管新生を抑制したり,ドラッグデリバリーを改善する効果だけでなく,腫瘍免疫への直接的な作用も期待されている.今後は殺細胞性抗がん剤や分子標的薬等だけでなく,免疫チェックポイント阻害剤との併用などによる治療成績向上が期待されている.

非小細胞肺がん,血管新生阻害剤,ベバシズマブ,ラムシルマブ,免疫チェックポイント阻害剤

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