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【スマホで読める実験医学】HLAクラスⅡ分子によるネオ・セルフの生成と自己免疫疾患
550円
HLAクラスⅡ分子はペプチドをT細胞に提示する機能を有し獲得免疫の中心的な役割を担っている.一方,HLAクラスⅡ分子は細胞内のミスフォールドタンパク質を分解せず細胞外へ輸送するシャペロン様機能をもつことが明らかになってきた.また,自己免疫疾患感受性アレルのHLAクラスⅡ分子によって細胞外へ輸送された細胞内ミスフォールドタンパク質はネオ・セルフとしてさまざまな自己免疫疾患の自己抗体の主要な標的となっている.以上のことから,HLAクラスⅡ分子によるネオ・セルフ形成が自己免疫疾患の病原性に深く関わっていると考えられる.
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