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【スマホで読める実験医学】経鼻粘膜ワクチン研究の最前線
550円
消化器や呼吸器,泌尿生殖器といった全身の粘膜表面は直接外界に接しており,器官特有の機能を保ちつつ病原体の感染に備えるため独自の粘膜免疫機構が発達している.さまざまな感染症における粘膜免疫応答の理解が進むとともに,その特性を利用した粘膜ワクチンの(前)臨床開発が活発に行われている.特に,新型コロナウイルスの流行を契機とした呼吸器粘膜を標的とする粘膜ワクチン研究の進展には目覚ましいものがある.本稿では,ウイルス感染症における経鼻粘膜ワクチン研究の歴史と近年の研究動向について概説し,われわれの最新の研究例を紹介する.
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