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ColabFoldのすすめ:AlphaFold2の利便性と機能を改善したColabFoldを活用しよう

Recommendation for ColabFold, a highly functional derivative of AlphaFold2
森脇由隆
Yoshitaka Moriwaki:Department of Biotechnology, Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo1)/Collaborative Research Institute for Innovative Microbiology, The University of Tokyo2)(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻1)/東京大学微生物科学イノベーション連携研究機構2)
10.18958/7335-00001-0000601-00

アミノ酸配列からその立体構造情報を高精度で予測するAlphaFold2(AF2)の登場により,生化学研究においてその予測構造を前提とした実験設計が当然の時代になってきた.さらにはAF2の予測構造データベースの登場によってほぼすべての天然の単量体タンパク質の構造が利用可能となったが,多量体予測や酵素設計などでAF2による構造予測を使いたい場面はまだ多く存在する.本稿ではAF2の派生であるColabFoldを用いた予測がAF2よりも高速かつ高性能で非常に有用であることを紹介する.

構造予測,コンフォメーションサンプリング,バイオインフォマティクス,システインリッチタンパク質

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