スマホで読める実験医学
550円

AlphaFold DB活用のためのツール開発の動向

Tools for effective use of the AlphaFold DB
木原大亮
Daisuke Kihara:Department of Biological Sciences, College of Science, Purdue University/Department of Computer Science, College of Science, Purdue University(パデュー大学理学部生物科学科/パデュー大学理学部計算機科学科)
10.18958/7335-00001-0000599-00

AlphaFold2の利用が多くの生物学者に急速に広まった要因の1つが,タンパク質構造モデルのデータベース(AlphaFold DB)の構築とリリースである.このデータベースには現在48種の生物のゲノムの2億を超えるタンパク質の予測構造が収載されており,利用者は自分でAlphaFold2を走らせなくてもこのデータベースから構造モデルをダウンロードして気軽に使うことができる.ここでは,AlphaFold DBを概観し,このデータベースの構造モデルの解析と,データベースを活用するためのツールを紹介する.

AlphaFold DB,タンパク質構造分類,構造モデル検索,リガンド結合部位

この記事は有料記事です

(残り約8,600文字)

  • 【スマホで読める実験医学】AlphaFold DB活用のためのツール開発の動向
    550円