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AlphaFoldによるタンパク質複合体構造予測の進展と課題

Advancements and challenges in protein complex structure predictions facilitated by AlphaFold
小野田浩宜,千見寺浄慈,Leonard M.G. Chavas
Hiroki Onoda1)/George Chikenji2)/Leonard M.G. Chavas1)2):Synchrotron Radiation Research Center, Nagoya University1)/Graduate School of Engineering, Nagoya University2)(名古屋大学シンクロトロン光研究センター1)/名古屋大学大学院工学研究科2)
10.18958/7335-00001-0000602-00

CASP14で圧倒的な成果を示したAlphaFoldのソースコードが2021年に公開され,Google ColaboratoryとMMseqs2サーバーを用いることで,計算科学の未経験者でもブラウザ上で簡単にタンパク質の構造を予測できるようになった.現在はUniRefに登録された2億を超える天然タンパク質の予測構造がデータベースに公開されている.本稿では,タンパク質の単量体構造予測から複合体構造予測への発展を,課題と解決策を踏まえて紹介する.

タンパク質構造予測,タンパク質複合体,融合タンパク質,シグナルペプチド,タンパク質共進化

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