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疼痛のバイオマーカー探索

Biomarker candidates for clinical pain medicine
土田陸平,阿部博昭,井上玲央,水枝谷一仁,東 賢志,住谷昌彦
Rikuhei Tsuchida1)/Hiroaki Abe2)/Reo Inoue1)/Kazuhito Mietani1)/Kenji Azuma2)/Masahiko Sumitani2):Department of Anesthesiology and Pain Relief Center, The University of Tokyo Hospital1):Department of Pain and Palliative Medicine, The University of Tokyo Hospital2)(東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター1)/東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部2)
10.18958/6535-00001-0000873-00

precision medicine(精密医療)とは,従来型の病名というカテゴリーで患者を分類し単一的な治療方針を提供するのではなく,患者個人から得られた精密な情報をもとに病態・疾患をより詳細に階層化し,最適な診断と治療法を提案しようとするものである.痛みの病態(侵害受容性疼痛,神経障害性疼痛など)に応じた精密な情報としてゲノム(遺伝子多型解析)だけでなく,痛みは主観的な感覚経験であることからフェノーム(表現型の網羅期的解析)も重要である.

精密医療,遺伝子多型,P2Y12受容体,レジスチン,リゾホスファチジン酸

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