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セラミド

せらみど

セラミドはスフィンゴ脂質の一種であり,スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物群の総称である.セラミドは細胞膜に高い濃度で存在することが知られている.その生体作用のうち最も重要なものは,酵素群により細胞膜からセラミドが遊離し,これがシグナル伝達物質として作用する機能であり,細胞シグナル伝達物質として,分化,増殖,アポトーシスを制御することが知られている.(実験医学増刊277より)

エネルギー代謝の最前線

ミトコンドリア・脂肪細胞の機能理解から,臓器間神経ネットワークによる代謝調節まで

岡 芳知,片桐秀樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです