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【スマホで読める実験医学】細胞外小胞による病原性タンパク質の脳内伝播の解明
550円
加齢にともないリスクが高くなる神経変性疾患は,高齢化が進む日本において,目を背けることができない疾患の一つとなっている.近年,細胞外小胞が,タンパク質,マイクロRNA,メッセンジャーRNAなどを利用した神経回路の制御,細胞間の情報伝達において重要な役割を持つことが示され,さらには,神経変性疾患の原因タンパク質が細胞外小胞によって細胞外へ放出され他細胞へと伝播されることが明らかとなり,病態の進展に深く関与する可能性が示唆されている.本稿では,神経変性疾患の細胞外小胞による病原性タンパク質の伝播や拡散について研究結果と最新の情報を紹介する.
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