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食品ポリフェノールセンシングと生体調節

Sensing system and physiological function of dietary polyphenols
立花宏文
Hirofumi Tachibana:Division of Applied Biological Chemistry, Department of Bioscience and Biotechnology, Faculty of Agriculture, Kyushu University(九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門食糧化学分野)
10.18958/6319-00001-0001312-00

食品には生体構成成分の素材や生体エネルギーの補給という栄養機能の他に,生体防御能や疫病予防作用といった生体調節機能がある.食品の生体調節機能に関与する成分には,食品中に含まれるポリフェノールに代表されるような非栄養素であり,いわば「生体異物」が少なくない.生体異物としてのポリフェノールを生体がどのようにして感知しその機能性発現に結びつくのか,つまり食品ポリフェノールセンシングという視点での機構解析が進みつつある.今後,ポリフェノールセンシング機構の解明がその多彩な生体調節作用の理解につながることが期待される.

センシング,ポリフェノール,miRNA,センサー

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