アラキドン酸からプロスタグランジンH2を合成する酸化酵素.COX-1とCOX-2の2種類のアイソフォームが存在し,COX-2はEPAやDHAなどアラキドン酸以外の脂肪酸もよい基質とする.また,COX-2はアスピリンでアセチル化されるとプロスタグランジン合成能は失われるものの,リポキシゲナーゼ様の活性が保持され,アスピリン誘導型LXA4やRvE1, RvE2の生合成に寄与する.(実験医学増刊2820より)
分子から個体へと深化する脂質生物学
リピドミクスや脂質イメージングによる局在・機能解析から生体調節系の生理,そして,がん・炎症など疾患の分子機構の理解へ
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