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リポタンパク質

りぽたんぱくしつ

水に不溶のトリグリセリド(TG)などの脂質分子が血液中で血漿と分離しないために,われわれのからだには両親媒性のタンパク質,アポタンパク質が備わっている.アポタンパク質は脂質との複合体であるリポタンパク質を形成し血液中に存在する.疎水性の高いTGはリポタンパク質のコアに,親水性部分をもつアポタンパク質やリン脂質は表面に分布する.リポタンパク質は,コアの脂質が多く・複合体のサイズが大きく・比重が軽い方から,脂質が少なく・小さく・比重が重い方への順に,カイロミクロン,VLDL,LDL,HDLなどに分類され,それぞれ独自の生理機能を有する.(実験医学2017年4月号より)

食欲と食嗜好のサイエンス

体外からの味・匂いと、体内の栄養情報に揺り動かされる決断のメカニズム

佐々木 努/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです