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トピックス

グルカゴン・ルネッサンス―血糖調整に果たす,グルカゴンの二面的な役割

群馬大学生体調節研究所 佐々木 努

理学の教科書には,「血糖値が下がると膵臓のα細胞からグルカゴンが分泌され,肝臓での糖産生を促進して血糖を上昇させる」と書かれており,グルカゴンは「血糖上昇ホルモン」ととらえられてきた.しかし,そのような単純な理解は間違いであることを示唆する内容が今回Lamらにより報告された(Mighiu, P. I. et al.:Nat. Medicine, 19:766-772, 2013).彼らの報告によると,グルカゴンは肝臓に直接作用して糖産生を促進するだけでなく

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本記事の掲載号

実験医学 2013年10月号 Vol.31 No.16
フレミングが夢見た染色体の核心
コンデンシン・コヒーシンの発見から16年

平野達也/企画
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