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トピックス
tRNA脱メチル化酵素による翻訳制御の発見ーグルコース濃度により翻訳を制御するしくみ
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター 黒川理樹
tRNAは,翻訳過程で中心的分子であり高度にメチル化されている.今回,脱メチル化酵素(ALKBH1:alkylation damage repair B homolog-1)がtRNAの翻訳機能を制御することが示された(Liu F, et al:Cell, 167:1-13, 2016,図2A).これは,tRNAの可逆的なメチル化が転写後で遺伝子発現を制御する画期的な成果である.
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本記事の掲載号
実験医学 2017年2月号 Vol.35 No.3
未知なるリンパ
全身にはり巡らされた循環・免疫・がん転移の新たなネットワーク
渡部徹郎/企画