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幹細胞・再生医療研究におけるメディア報道への意識

成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科 標葉隆馬

速な発展を見せる幹細胞・再生医療研究では,理化学研究所の髙橋政代プロジェクトリーダーらによる加齢黄斑変性症に対するiPS細胞を用いた臨床研究が進むなどの成果が表れつつある.大きな期待感のなかで研究が営まれている一方で,再生医療等提供計画の提出を行わない医療行為の事件も生じており,日本再生医療学会が緊急声明を出すなどの対応がなされたことは記憶に新しい.幹細胞・再生医療研究への期待が増すなか,現実の研究活動や治療への道筋の実態をどのように社会と共有していくのかが課題となっている.

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2017年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2017年10月号 Vol.35 No.18
オルガノイド4.0時代
小さな臓器が拓く次世代研究のデザイン

武部貴則/企画
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