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生物横断的なGWASによる倹約遺伝子の同定

京都大学大学院農学研究科 佐々木 努

約遺伝子仮説とは,「飢餓に適応した人類にはエネルギーを節約する遺伝子群(倹約遺伝子)が存在するため,近年の飽食環境に適応できず生活習慣病が蔓延している」という考え方である.全ゲノムレベルの解析では倹約遺伝子仮説は棄却されているが(実験医学2017年1月号の本コーナーを参照),マイクロRNAの一つであるmiR-128-1がヨーロッパ人の倹約遺伝子に相当することが今回報告された

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2021年1月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2021年1月号 Vol.39 No.1
新型コロナで変わる時代の実験自動化・遠隔化
プロセスの精度と再現性を向上し研究の創造力を解き放て

夏目 徹,高橋恒一,神田元紀/企画
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