ヒトゲノムには約20,000種類のタンパク質がコードされているが,そのうちの約1割ほどは既知の機能ドメインを一切持たず,機能解析が全く手つかずの状態で残されているというのは知る人ぞ知る事実である.今回,コールドスプリングハーバー研究所のVakoc研究室から,大部分が天然変性領域からなる新規機能未知遺伝子が,細胞タイプ特異的な転写因子のコアクチベーターとして働いているという報告がなされた(Wu XS, et al:Nature, doi:10.1038/s41586-022-04842-7, 2022,
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DOI:10.18958/7061-00004-0000216-00