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mRNAで心臓ペースメーカー細胞を誘導

大阪大学心臓血管外科 伴田一真,三木健嗣

臓にはペースメーカー細胞という特殊な心筋細胞が存在し,1分間あたり約60〜90回という自律的かつ規則的な拍動を安定して実現している.加齢や手術,先天異常などによりペースメーカー細胞の働きが弱まると脈拍数が顕著に遅くなり(徐脈性不整脈),心臓からの血液拍出が減少し,脳に十分な血液供給ができずに失神や突然死を引き起こす.高齢化に伴い日本だけでなく世界で増加傾向である.

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DOI:10.18958/7539-00004-0001728-00

2024年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2024年10月号 Vol.42 No.16
神経から免疫で炎症性疾患を治す!
Neurogenic Inflammationの制御

村上正晃/企画
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