肥満大国の米国では,グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬クラスの医薬品に関する話題が事欠かない.
同クラスの医薬品の定価は1カ月あたり1,000ドル以上であるにもかかわらず,爆発的に売上を伸ばし,販売元のNovo Nordisk社とEli Lilly社の目覚ましい業績に寄与している.米国では現在,他国と比べて同クラスの医薬品に「法外に高い価格」が設定されていることを一部の連邦議会議員が問題視しており,企業幹部を聴聞会に召喚するなどして値下げへの圧力をかけている.
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DOI:10.18958/7641-00004-0001776-00