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はじめに
論文に頻用される動詞の使い分けパターン
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論文でよく使われる動詞を集めて分類すると,おもしろいことが見えてくる.右図のようなパターンに分類できるのだ.
動詞の使い分けを考える場合,①であればあまり選択の余地はなく,書きたい内容に近い単語を探すだけだ.それに比べて②の場合にはどの単語を使うか迷うことになる.それでも③の場合は,気楽にいろいろな単語を使い分けてみることができる.ボキャブラリが多い人ほど,多様な英文が書ける.一方で,やっかいなのは④であろう.意味は近いけれども使い方が違うのだから,日本人には非常にわかりにくい.
そこで本コンテンツでは,この④のような意味は似ているが使い方が異なる単語の使い分けについて28回にわたり考えていきたい.
本コンテンツの元になった書籍はこちら!
ライフサイエンス英語動詞使い分け辞典
動詞の類語がわかればアクセプトされる論文が書ける!
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はじめに使い分け1
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プロフィール
- 河本 健(かわもと・たけし)
- 広島大学医歯薬保健学研究院基礎生命科学部門口腔生化学助教.広島大学歯学部卒業,大阪大学大学院医学研究科博士課程修了,医学博士.高知医科大学助手,広島大学助手,講師などを経て現職.専門は,口腔生化学・分子生物学.概日時計の分子機構,間葉系幹細胞の再生医療への応用などを研究している.広島大学・その他で大学院生対象の論文英語の講義も担当している.
- 大武 博(おおたけ・ひろし)
- 福井県立大学学術教養センター教授.福井大学教育学部卒業,国立福井工業高等専門学校助教授,福井県立大学助教授,京都府立医科大学(第一外国語教室)教授などを経て現職.コーパス言語学の研究成果を英語教育に援用することが,近年の研究テーマである.