脂肪細胞が,単なるエネルギーの貯蔵臓器ではなく多彩な生理活性因子(アディポサイトカイン)を分泌する内分泌器官であるという発見を皮切りに,消化管,肝臓,骨格筋,血球細胞などの末梢組織からもさまざまな生体機能調節にかかわる生理活性因子が分泌されることが報告された.近年,これら生理活性因子を介した末梢臓器間相互作用と中枢−末梢臓器間相互作用が生体におけるエネルギー・糖代謝の恒常性維持に重要であること,その破綻が現在社会的問題にも発展しているメタボリックシンドロームの発症に大きくかかわっていることがわかってきた.本特集では,「Intertissue Communication(臓器組織間相互作用)」の観点から肥満・糖代謝の制御シグナル機構について,最新の知見を紹介しその展望を語る.
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「メタボリックシンドローム」の中核をなす肥満・糖代謝の分子メカニズムについてIntertissue Communication(臓器組織間相互作用)という新たな視点から第一線の研究者が最新知見を解説!
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