オルガネラが他のオルガネラと接触し,脂質やCaの輸送を行っていることは以前から知られていたが,近年,オルガネラ上のタンパク質が接触部位を通じて相対するオルガネラ上のタンパク質の機能を制御していることがわかってきた.その結果,オルガネラの定義は,「独自の機能を発揮する孤立した膜区画」 から 「接触を介して協調して機能する動的な膜区画」 に変化しつつある.膜接触部位は,炎症,2型糖尿病,神経変性疾患,微生物・ウイルスの感染などとも密接に関係している.本稿では,目覚ましく発展しつつあるオルガネラ間コミュニケーションの概要を紹介する.
10nmの間隙で何が起きているのか?「接触」による、細胞内小器官の新しいコミュニケーションの形が今注目を集めています。脂質合成・輸送メカニズムから疾患への関与まで、変わりつつある常識をお伝えします。
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.