救急外来で初期対応をしているなかで,「手術が必要かな?」と思われる患者さんに遭遇したとき,どうしますか? 自分で手術適応を判断する自信がない場合,「とりあえず内科的治療で様子をみよう…」と考えるかもしれません.あるいは逆に,「よくわからないからすぐに外科の先生を呼んで判断してもらおう…」という選択もあるでしょう.もちろん,どちらも必ずしも間違いとはいえませんが,これでは初療を担当する医師として半人前の仕事しかできていないことになります. どんな治療手段であれ,それを決断して実践するのは,医師にとって重要な仕事であり,大なり小なりストレスを伴うのは当然です.しかしそのなかでも「手術適応を判断する」というのは,決定的な治療の方向付けをするということであり,患者さんの運命を大きく左右する作業であることはいうまでもありません.また医療機関にとっても,「手術というモードに診療システムのスイッチを入れる」ことにより,外科医,麻酔科医,手術室看護師など多くのチームと設備が動き出すのですから,その意味でも大変エネルギーを要する意志決定に違いありません.だからこそ,「的確に判断できる初療医」が求められるのです.
救急外来で初期対応をしているなかで,「手術が必要かな?」と思われる患者さんに遭遇したとき,どうしますか? 自分で手術適応を判断する自信がない場合,「とりあえず内科的治療で様子をみよう…」と考えるかもしれません.あるいは逆に,「よくわからないからすぐに外科の先生を呼んで判断してもらおう…」という選択もあるでしょう.もちろん,どちらも必ずしも間違いとはいえませんが,これでは初療を担当する医師として半人前の仕事しかできていないことになります.
どんな治療手段であれ,それを決断して実践するのは,医師にとって重要な仕事であり,大なり小なりストレスを伴うのは当然です.しかしそのなかでも「手術適応を判断する」というのは,決定的な治療の方向付けをするということであり,患者さんの運命を大きく左右する作業であることはいうまでもありません.また医療機関にとっても,「手術というモードに診療システムのスイッチを入れる」ことにより,外科医,麻酔科医,手術室看護師など多くのチームと設備が動き出すのですから,その意味でも大変エネルギーを要する意志決定に違いありません.だからこそ,「的確に判断できる初療医」が求められるのです.
救急外来で,手術か必要かどうか悩ましい内因性疾患にであったときどうしますか? 本特集では手術適応を的確に判断するために役立つ診察と検査のポイントや,手術と判断した後の対応について実践的に解説します.
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.