敗血症・敗血症性ショックは合併症・死亡率が高い疾患ですが,内科エマージェンシーであるにもかかわらず(この前書きを執筆している)2017年現在も国民への啓発だけでなく医療現場のスタッフにおいても十分に認識されているとはいえない状況です. また敗血症・敗血症性ショックは本書の主な読者であるジュニアレジデント,シニアレジデントの皆さんにとってもER,一般病棟を含め,初期診療のファーストタッチにかかわる頻度も高い疾患です. 2016~2017年にかけて定義が改定され,世界でも国内でもガイドラインが更新されました.本特集では敗血症の新たな診断基準および新ガイドラインを臨床現場のリアルワールドで効果的に活かすことを目標として,特に初期診療の最も重要なポイントである,下記4点に重点をおいて編集を行いました. ① いかに速やかに診断するか―病歴,身体診察,検査と非敗血症性疾患の鑑別を行うか ② いかに速やかに治療―特に適切な抗菌薬投与―を行うか ③ いかに速やかに治療―特に適切な循環管理(輸液,血管作動薬)―を行うか ④ 基礎疾患があるケースではいかに適切に治療―特に循環・呼吸・腎電解質管理―を行うか (中略) 従来レジデントノートは,1,2年目の初期研修医向けの雑誌ですが,敗血症はどの科でも遭遇する疾患であることを考え,出版社には無理を言って内容としてシニアレジデントから専門各科に進むくらいの年次の医師にとっても読み応えがあり,即効性が高いものをめざしました.本特集が,若手の先生方のER,救急病棟,ICU/CCUでの診療の質の向上に寄与し,また心強い味方となってくれることを願ってやみません.
敗血症・敗血症性ショックは合併症・死亡率が高い疾患ですが,内科エマージェンシーであるにもかかわらず(この前書きを執筆している)2017年現在も国民への啓発だけでなく医療現場のスタッフにおいても十分に認識されているとはいえない状況です.
また敗血症・敗血症性ショックは本書の主な読者であるジュニアレジデント,シニアレジデントの皆さんにとってもER,一般病棟を含め,初期診療のファーストタッチにかかわる頻度も高い疾患です.
2016~2017年にかけて定義が改定され,世界でも国内でもガイドラインが更新されました.本特集では敗血症の新たな診断基準および新ガイドラインを臨床現場のリアルワールドで効果的に活かすことを目標として,特に初期診療の最も重要なポイントである,下記4点に重点をおいて編集を行いました.
① いかに速やかに診断するか―病歴,身体診察,検査と非敗血症性疾患の鑑別を行うか
② いかに速やかに治療―特に適切な抗菌薬投与―を行うか
③ いかに速やかに治療―特に適切な循環管理(輸液,血管作動薬)―を行うか
④ 基礎疾患があるケースではいかに適切に治療―特に循環・呼吸・腎電解質管理―を行うか
(中略)
従来レジデントノートは,1,2年目の初期研修医向けの雑誌ですが,敗血症はどの科でも遭遇する疾患であることを考え,出版社には無理を言って内容としてシニアレジデントから専門各科に進むくらいの年次の医師にとっても読み応えがあり,即効性が高いものをめざしました.本特集が,若手の先生方のER,救急病棟,ICU/CCUでの診療の質の向上に寄与し,また心強い味方となってくれることを願ってやみません.
Sepsis-3の診断基準による早期診断,初期抗菌薬投与,循環・呼吸管理,さらに心機能・腎機能低下や呼吸不全など基礎疾患のある場合の対応まで解説.教科書通りにはいかない敗血症初期診療のリアルがわかる!
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