ER実践ハンドブック

現場で活きる初期対応の手順と判断の指針

  • 樫山鉄矢,清水敬樹/編
  • 2015年10月23日発行
  • A5判
  • 620ページ
  • ISBN 978-4-7581-1781-4
  • 6,490(本体5,900円+税)
  • 在庫:なし
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ERで必要な知識を網羅した決定版.初療からDispositionまでの対応手順と考え方を明確に示し「いつ何をすべきか」がわかる.役立つ知恵とテクニックも満載.知りたい情報をサッと探せる,頼りになる1冊

目次

Color Atlas

第1章 主要症候へのアプローチ

01.ショック【樫山鉄矢】
02.意識障害【樫山鉄矢】
03.失神【樫山鉄矢】
04.めまい【城倉 健】
05.頭痛【樫山鉄矢】
06.痙攣【樫山鉄矢】
07.知覚異常・運動麻痺(しびれ)【綿貫 聡】
08.かぜ症候群【三好雄二】
09.動悸【永田健一郎】
10.胸痛【樫山鉄矢】
11.腰・背部痛【樫山鉄矢】
12.呼吸困難【樫山鉄矢】
13.咳【樫山鉄矢】
14.血痰・喀血【樫山鉄矢】
15.気道・消化管異物【佐藤 祐,堀部昌靖,樫山鉄矢】
16.悪心・嘔吐【九鬼隆家】
17.下痢【田頭保彰】
18.吐下血・血便【堀部昌靖】
19.腹痛【窪田忠夫】
20.発熱【田頭保彰】
21.血尿・着色尿【九鬼隆家】
22.浮腫【九鬼隆家】
23.リンパ節腫脹【三好雄二】
24.関節痛【島田浩太】
25.下肢腫脹・下肢痛【菊地英豪】
26.倦怠感・脱力感【綿貫 聡】
27.精神症状(興奮・せん妄)【熊倉陽介,綿貫 聡】
28.不定愁訴【櫻井 薫,綿貫 聡】
29.発熱と皮疹【九鬼隆家】
30.担がん患者の救急【村田研吾】
31.高齢者の救急【田頭保彰】
32.膠原病患者の救急【永井佳樹】

第2章 主たる病態のマネジメント

§1 神経・筋

01.くも膜下出血(SAH)【太田貴裕】
02.脳出血【太田貴裕】
03.脳梗塞【太田貴裕】
04.一過性脳虚血発作(TIA)【樫山鉄矢】
05.一次性頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛ほか)【林 健太郎】
06.頸動脈解離・椎骨動脈解離【太田貴裕】
07.中枢神経感染症【田頭保彰】
08.脳炎・脳症【林 健太郎】
09.静脈洞血栓症【太田貴裕】
10.てんかん【林 健太郎】
11.神経・筋疾患 【林 健太郎】

§2 循環器

01.急性冠症候群【永田健一郎】
02.肺塞栓症【永田健一郎】
03.急性大動脈解離・腹部大動脈瘤破裂【永田健一郎】
04.急性心不全【永田健一郎】
05.急性心膜炎・心筋炎【永田健一郎】
06.感染性心内膜炎【永田健一郎】
07.不整脈【永田健一郎】
08.高血圧緊急症【樫山鉄矢】

§3 呼吸器

01.気管支喘息【佐藤 祐】
02.COPD急性増悪【佐藤 祐】
03.市中肺炎【村田研吾】
04.間質性肺疾患・ARDS【樫山鉄矢】
05.結核【村田研吾】
06.自然気胸 【樫山鉄矢】
07.胸水貯留【樫山鉄矢】

§4 消化器

01.虫垂炎【舘野佑樹】
02.腸閉塞【舘野佑樹】
03.腸管血行障害(腸間膜血管閉塞症を含む)【舘野佑樹】
04.急性胃腸炎【堀部昌靖】
05.急性胆嚢炎・胆管炎【堀部昌靖】
06.急性膵炎【堀部昌靖】

§5 腎・電解質

01.急性腎傷害(AKI) 【九鬼隆家】
02.ナトリウム値の異常【九鬼隆家】
03.カリウム値の異常【九鬼隆家】
04.カルシウム値の異常【九鬼隆家】
05.リン・マグネシウム値の異常【九鬼隆家】
06.血液ガス・酸塩基平衡総論【九鬼隆家】

§6 内分泌・代謝

01.高血糖【佐藤文紀】
02.低血糖【佐藤文紀】
03.急性副腎不全(副腎クリーゼ)【佐藤文紀,樫山鉄矢】
04.甲状腺中毒症・クリーゼ【佐藤文紀】
05.甲状腺機能低下症・粘液水腫【佐藤文紀】
06.アルコール性ケトアシドーシス【佐藤文紀】

§7 感染

01.ERにおける感染症診療の基本と抗菌薬の使い方【本田 仁】
02.髄膜炎菌感染症【田頭保彰】
03.破傷風【田頭保彰】
04.蜂窩織炎・壊死性軟部組織感染症【田頭保彰】
05.トキシックショック症候群【田頭保彰】
06.水痘・帯状疱疹【村田研吾】
07.麻疹【村田研吾】
08.風疹【村田研吾】
09.インフルエンザ【村田研吾】
10.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)【綿貫 聡】
11.伝染性紅斑(りんご病)【綿貫 聡】
12.手足口病【綿貫 聡】
13.伝染性単核球症【三好雄二】
14.性行為感染症【本田 仁】
15.ERにおけるHIV感染症【本田 仁】
16.血液・体液曝露事故への対応【村田研吾】
17.旅行者下痢症【三好雄二】
18.重症敗血症の初期診療【樫山鉄矢】

§8 中毒

01.中毒診療の原則【上條吉人】
02.向精神薬中毒【上條吉人】
03.悪性症候群・セロトニン症候群【上條吉人】
04.アセトアミノフェン中毒・アスピリン中毒【土岐徳義,樫山鉄矢】
05.麻薬・覚醒剤・違法薬物による中毒【上條吉人】
06.農薬中毒【上條吉人】
07.シアン化物中毒・硫化水素中毒【土岐徳義,樫山鉄矢】
08.一酸化炭素中毒【上條吉人】
09.リチウム中毒【土岐徳義】

§9 環境・その他

01.熱中症【樫山鉄矢】
02.偶発性低体温症【樫山鉄矢】
03.溺水【清水敬樹】
04.減圧症【山下智幸】
05.高山病【山下智幸,山下有加】
06.横紋筋融解症【九鬼隆家】
07.アナフィラキシー【村田研吾】
08.血管性浮腫【村田研吾】

第3章 各科の救急疾患

§1 皮膚科

01.ER でみる発疹【加藤雪彦】
02.ER でみる皮膚感染症とその周辺【加藤雪彦】
03.薬疹【加藤雪彦】
04.蕁麻疹・そのほか【加藤雪彦】

§2 眼科

01.ERの眼科【大野明子】
02.角膜損傷【大野明子】
03.緑内障【大野明子】
04.眼感染症【大野明子】

§3 耳鼻咽喉科

01.突発性難聴【中屋宗雄】
02.鼻出血【中屋宗雄】
03.上気道炎・咽頭炎・扁桃炎【田頭保彰】
04.急性喉頭蓋炎【中屋宗雄】
05.深頸部感染症【中屋宗雄】
06.顔面神経麻痺【中屋宗雄】

§4 歯科口腔外科

01.歯痛・歯性感染症・口腔内出血【小林大輔】
02.顎関節脱臼【小林大輔】
03.下顎骨骨折・歯牙脱臼【小林大輔】

§5 産科・婦人科

01.産科救急・母体救命【山下有加,関沢明彦】
02.異所性妊娠破裂【馬場慎司】
03.婦人科救急【馬場慎司】
04.骨盤内炎症性疾患【馬場慎司】
05.妊産褥婦への薬物投与【山下有加,関沢明彦】

§6 泌尿器科

01.尿路結石症【樫山鉄矢】
02.急性陰嚢痛【長瀬 泰,樫山鉄矢】
03.尿路感染症【九鬼隆家】

第4章 整形外科的疾患・外傷

§1 整形外科

01.受傷機転でみた整形外科外傷【永井一郎】
02.シーネ固定【大西惟貴】
03.頸椎・胸椎・腰椎【伊賀 徹】
04.肩・上腕 【大西惟貴】
05.肘・前腕 【大西惟貴】
06.手関節【大西惟貴】
07.手・手指【大西惟貴】
08.下肢【永井一郎】

§2 外傷・創傷・熱傷・ほか

01.多発外傷・高エネルギー外傷【清水敬樹】
02.頭部外傷【森川健太郎】
03.顎顔面外傷 【樫山鉄矢】
04.胸部外傷【清水敬樹】
05.腹部外傷【清水敬樹】
06.脊椎・脊髄外傷【伊賀 徹,大西惟貴】
07.骨盤骨折【伊賀 徹】
08.創傷処理【大西惟貴】
09.熱傷【森川健太郎】
10.酸・アルカリ誤飲/化学熱傷【森川健太郎】
11.凍傷【森川健太郎】
12.電撃傷【清水敬樹】
13.毒蛇咬傷【三好雄二】
14.虫刺症【綿貫 聡】
15.ヒト・犬・猫咬傷【綿貫 聡】
16.痔・肛門周囲【舘野佑樹】
17.トゲ【伊原崇晃】
18.爪のトラブル【伊原崇晃】

第5章 小児

01.小児救急の特徴【井上信明】
02.小児のトリアージ【光銭大裕】
03.小児の救急蘇生:小児の心停止について 【光銭大裕】
04.小児の鎮静・鎮痛【井上信明】
05.発熱【井上信明】
06.嘔吐・腹痛【井上信明】
07.小児の痙攣重積【光銭大裕】
08.気管支喘息【萩原佑亮】
09.急性喉頭蓋炎【萩原佑亮】
10.気道感染症【堀越裕歩】
11.クループ症候群【萩原佑亮】
12.髄膜炎【堀越裕歩】
13.急性脳症・脳炎【堀越裕歩】
14.川崎病【萩原佑亮】
15.急性虫垂炎【萩原佑亮】
16.腸重積【萩原佑亮】
17.誤飲・誤嚥【萩原佑亮】
18.小児感染対策(学校保健安全法を含む)【堀越裕歩】
19.小児の外傷【伊原崇晃】
20.肘内障【伊原崇晃】

第6章 ER診療の基本

01.ER型救急医療について【本多英喜】
02.ER診療の原則【樫山鉄矢】
03.ERにおける鑑別診断【小野正博,樫山鉄矢】
04.院内トリアージ【樫山鉄矢】
05.重症患者の初期対応【山下智幸】
06.帰宅時の説明のポイント【田頭保彰】
07.交通事故の診断書【伊賀 徹】

第7章 救急診療の周辺】

01.救急医療周辺のシステム【本多英喜】
02.救急関連法規【樫山鉄矢】
03.死亡診断書・検案書・異状死【樫山鉄矢】
04.警察・消防その他関係機関との連携【森川健太郎】
05.個人情報保護【山下智幸】
06.医療安全【山下智幸】
07.精神科救急【安来大輔】
08.終末期医療【山下智幸】

第8章 災害医療

01.災害医療総論【森川健太郎】
02.DMAT【山下智幸】
03.NBC災害【森川健太郎】
04.クラッシュ症候群【清水敬樹】

第9章 手技・検査

01.気道の確保【樫山鉄矢】
02.輸液路確保【濱口 純,清水敬樹】
03.経皮ペーシング【永田健一郎】
04.除細動【永田健一郎】
05.緊急輸血【山下智幸】
06.関節穿刺・関節液検査【竹内悠介,綿貫 聡】
07.腰椎穿刺・髄液検査【林 健太郎】
08.胸腔穿刺・ドレナージ【樫山鉄矢】
09.グラム染色【田頭保彰】
10.12誘導心電図【永田健一郎】
11.腹部エコー【堀部昌靖】
12.心エコー【永田健一郎】

第10章 ERの頻用薬剤

01.輸液製剤【九鬼隆家】
02.解熱・鎮痛薬【三好雄二】
03.抗菌薬【本田 仁】
04.抗凝固薬【永田健一郎,樫山鉄矢】
05.循環器用薬【永田健一郎】
06.呼吸器用薬【佐藤 祐,樫山鉄矢】
07.消化器用薬【堀部昌靖】
08.皮膚科用薬【加藤雪彦】

付録(図表)

1.骨の名称
2.覚えておきたい関節の運動用語
3.神経支配
4.医療用BLSアルゴリズム
5.心停止アルゴリズム
6.長谷川式簡易知能評価スケール(改訂版)

略語一覧

『第1章 主要症候へのアプローチ』より抜粋

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−後略−

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