画像診断Q&A

レジデントノート 2014年8月号掲載
【問題】発熱,咳嗽,呼吸困難を呈した20歳代女性

症例

既往歴
:アレルギー性鼻炎あり
家族歴
:特記すべきことなし
生活歴
:喫煙20本/日.飲酒なし.会社事務職勤務.温泉や海外旅行は最近行っていない
現病歴
:4月中旬ごろから右頸部痛があった.2日後に40℃の発熱,悪寒,咳嗽,呼吸苦が出現したが出勤していた.4日後に近医を受診しインフルエンザ抗原検査陰性であった.6日後他院を受診しCRP 5.8 mg/dL,WBC 11,500/μL,胸部単純X線で右肺炎の診断となりセフトリアキソン 1g点滴を受けた.その翌日,40℃の発熱が持続して聴診音が悪化,胸部陰影も悪化したため当科を紹介され入院となった.右耳難聴もあり
身体所見
:意識清明,発熱39.9℃,脈拍120/分,血圧106/50 mmHg,SpO2 88%(酸素5 Lで95%).右肺背側でcoarse cracklesとwheezesを聴取した.その他特記すべき所見なし

Question

  1. Q1. 胸部X線写真(図1)所見は?
  2. Q2. 診断は何か? どのような検査を行うか?
  3. Q3. 治療はどのように行うか?
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