画像診断Q&A

レジデントノート 2019年3月号掲載
咳嗽,胸痛を主訴に来院した20歳代男性

症例

症例
:20歳代男性.
既往歴
:6カ月前より潰瘍性大腸炎を発症.
常用薬
:サラゾスルファピリジン.
生活歴
:喫煙歴;なし,飲酒歴;機会飲酒.
現病歴
:潰瘍性大腸炎のため通院中であり,3カ月前よりインフリキシマブを投与されていた.1カ月前より咳嗽と胸痛を自覚.肺炎疑いとして2週間前より経口抗菌薬トスフロキサシンを処方され内服していたが症状は改善せず,陰影のさらなる悪化がみられ入院.
身体所見
:体温 37.2℃.右肺野にcoarse cracklesを聴取.心雑音なし.腹部に圧痛なし.下腿浮腫なし.関節痛なし.皮疹なし.
血液検査
:WBC 5,270 /μL(Neu 58.8%,Eos 4.7%,Lym 26.9%),Hb 11.0 g/dL,Plt 41.0万 /μL,Alb 3.4 g/dL,AST 11 IU/L,LDH 224 U/L,BUN 7 mg/dL,Cr 0.8 mg/dL,CRP 4.8 mg/dL,ESR 80 mm/時,KL-6 160 U/mL,sIL-2R 1,397 U/mL,CEA 2.1 ng/mL.

Question

  1. Q1 :胸部画像(図1,図2)の所見は?
  2. Q2 :鑑別診断として何を考え,どのような検査を行うべきか?
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