レジデントノートインタビューコーナー『あの先生に会いたい!』では,さまざまなフィールドでご活躍中の先生に,医師として歩んでこられた道のりや,現在,そして将来のこと,さらに私生活とのバランスの取り方などについて語っていただきます.また番外編では,本誌に収まりきらなかった内容をホームページ限定で紹介していきます.
下井辰徳先生(以下敬称略):さきほどお話にありましたが,今,常にチェックされているジャーナルは『New England Journal』『JAMA』『Lancet』『BMJ』『Annals』の5つが主なのですね.
徳田安春先生(以下敬称略):5つプラス内科領域のものです.『Archives』や,あとは『QJM』とか,いくつかのイギリスのジャーナルです.ジャーナルは10ぐらいをフォローした方がいいでしょうね.そのなかで面白そうなものだけ,読むといいです.そんなに難しいことではないですよ.タイトルを見て,これは面白くないな,これは面白そうだなというのがわかります.最初のころは全部読んでいましたが,最近はもうタイトルを読んだだけで,自分にとって面白いかどうかはすぐわかります.
下井:タイトルだけでわかるものなのですね.
徳田:慣れてくるとわかりますよ,漫画と一緒です.私は小学校時代に少年漫画誌を,3つか4つぐらい毎週読んでいて,最初は全部読んでいましたが,だんだん慣れてくると面白いものだけ読むんです.先生もそういうふうに読んでいたでしょ?
下井:なるほど,確かにそうですね(笑).
徳田:それと同じですよ(笑).
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