臨床検査は適切に実施され,的確に解釈すれば,病態の把握,診断にきわめて有意義である.しかし検査値には意外なピットフォールもあり,解釈には慎重さが求められる.このシリーズでは検査値のピットフォールについてDr. Sherlockian(シャーロック・ホームズに憧れる一介の内科医)の症例をもとに紹介する.ぜひ日常の診療の参考にしていただきたい.