実験医学 2012年8月号 Vol.30 No.12

世界を動かした生命医科学のマイルストーン

  • 井村裕夫/監
  • 2012年07月20日発行
  • B5判
  • 131ページ
  • ISBN 978-4-7581-0086-1
  • 2,200(本体2,000円+税)
  • 在庫:なし
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《本記念特集について》

本記念特集では,偉大な研究をされた先生方に,ご自身のブレークスルーの感動と研究への情熱,未解決の謎や未来へのビジョンを語っていただきました.ご原稿の1本1本で壮大なストーリーをご紹介していただいています.また概論の座談会では,多分野の先生方が一堂に会し,生命医科学の次なるマイルストーンを闊達にご議論いただいています.

生命の原理に迫る重要因子を見つけた興奮,未踏の分野を切り開く情熱,現代日本のサイエンスに思うこと… 豪華執筆陣が偉大な研究史と未来への展望を語る.分野のトップランナーたちによる特別座談会も収録.

目次

特集

世界を動かした生命医科学のマイルストーン
監修/井村裕夫
座談会―ライフサイエンスのマイルストーンが示す未来【井村裕夫/小川佳宏/水島 昇/熊ノ郷淳/牛島俊和/上田泰己】
近年の生命医科学の目覚ましい進歩により,生命現象の分子メカニズムや疾患の原因が次々と解き明かされてきた.それを支えたのは,遺伝子クローニングからはじまる技術のブレイクスルーと,そして研究者の情熱であった.しかしそれでもなお,ヒトという複雑なシステムの本質は未だベールに包まれている.本稿では,「実験医学」500号記念特集の概論として,細胞生物,エピジェネティクス,免疫,内分泌代謝,合成生物学の各分野のキーパーソンをお招きし,生命医科学の過去・現在の理解を通じて未来を切り開くビジョンを座談会形式で議論いただいた.
アポトーシスの興奮からその先のフロンティアへ【長田重一】
細胞死,アポトーシス研究は,一時期の過熱状態を過ぎ落ち着いているが,生物現象はまだまだ不思議なことに満ちている.遺伝子組換え技術の誕生に,誰もがわくわくした時代があった.それから約40年,研究方法など進化しているが,サイエンスのおもしろさは変わらない.本稿では個人的な経験を振り返りながら,サイエンスの面白さの一端をお伝えできればと思う.そして,生物学の分野に,これからも夢のある若者がどんどん参加することを願っている.
私の未解決問題集【竹市雅俊】
動物細胞は自律的に接着し合って組織を形成する.私は,細胞が接着するために必要な細胞膜タンパク質カドヘリンを1970年代後半から80年代にかけて同定し,その機能研究を続けてきた.しかし,生命現象は深い.30年以上費やしても解けない問題が残ってしまう.1人の研究者が何を解くことができ何を解くことができないか,語っておくのも後進の方々のために何らかの意味があると思い,特に気になる3つの未解決問題をとりあげて紹介することにした.ここに挙げる問題が将来解決されれば,発生,神経,がん研究の新たな展開につながるだろうという願望もある.ただし,内容はいたって個人的であることをお許しいただきたい.
小さな細胞から見えてきたオートファジーの世界【大隅良典】
液胞研究に35年,オートファジー研究に25年.私がここまで長く研究に専念することができたのには,いろいろと幸運に恵まれてきたと思う.今のような競争の厳しい時代に学生生活を迎えていたら,私のような性格の人間は研究の場にいることすらできなかったかもしれない.私が過ごしてきた時代は,いわば基礎研究の“古き良き”時代だった.基礎研究の意味が問われる今,その時代を振り返ることで,未来の日本のサイエンスに必要なものが見えてくることもあるだろう.本稿が若い研究者の皆さんが将来を考えるうえで少しでも参考になればと願っている.
睡眠-脳科学のブラックボックスに挑む【柳沢正史】
内皮由来血管収縮因子である「エンドセリン」の同定でキャリアをスタートし,渡米後には幸運にも睡眠と覚醒を司る神経ペプチド「オレキシン」を発見することができた.すばらしい研究者との多くの出会いに支えられながら,睡眠という行動脳科学のなかでも未成熟な領域で,それなりのマイルストーンを築けてきたと思っている.しかし,「眠気」の本態,その制御メカニズムは未知のままで,この大きなブラックボックスに今なお挑んでいるところである.在米での研究生活も20年を超えた.私のこれまでの経験をシェアさせていただくことで,若い研究者の道筋を少しでも照らすことができればと思う.
免疫研究の最前線を追い続けて【審良静男】
私は自分のオリジナルとよべる研究ターゲットを見つけることをいつも考えながら研究をしてきた.最新のテクノロジーを身につけながら,いつもその時代にホットなテーマを選んできた.そのなかで,Toll-like receptorsの発見,さらには自然免疫の研究にかかわることができた.近年,自然免疫の重要性が再認識され,免疫疾患,がん免疫療法,アレルギーの病態や治療法に対する考え方が大きく変わった.今後も,あらゆるテクニックを用いて免疫反応の全貌を明らかにしていきたいと思っている.
iPS細胞の樹立-予想外の実験結果に感謝【山中伸弥】
われわれは,2006年にマウス,続く2007年にヒトの皮膚由来の線維芽細胞に4つの遺伝子を導入することで,ES細胞と同様な状態まで核を初期化(リプログラミング)可能なこと,すなわち多分化能を備えた多能性幹細胞(iPS細胞:induced pluripotent stem cell)を樹立できることを報告した.この成果は,幹細胞生物学研究に与えたインパクトに加え,新たな細胞治療および創薬をもたらす技術として注目を浴びている.本稿では,iPS細胞樹立に至るまでの経緯に焦点を当て,幹細胞生物学の主流の1つへと急速に発展したiPS細胞研究を概観するとともに,今後の展望について紹介したい.

500号記念特集 協賛企画

バイオテクノロジーのマイルストーン
“次世代”を全てのラボへ─受託解析に懸ける情熱と可能性【タカラバイオ株式会社】
医学・創薬の未来を物質の “検索力” でサポート【化学情報協会】
マイクロピペット開発秘話【エッペンドルフ株式会社】
超遠心機の “超” の意味を問い続けた65年【ベックマン・コールター株式会社】

500号記念記事

実験医学500号を迎えて
実験医学へのメッセージ【村松正實/森脇和郎】
実験医学500号のあゆみ【「実験医学」編集人】
創刊の言葉(創刊号より再掲載)
創刊の思い出,忘れえぬ研究者【「実験医学」発行人】
記念フェア開催書店一覧

Update Review

Zinc Finger Nuclease/TALEN ―生物・細胞種をこえる次世代の遺伝子改変技術【北畠康司】

トピックス

カレントトピックス
Wnt5a-Ror2シグナルは破骨細胞形成を亢進する【小林泰浩/前田和洋/高橋直之】
機能性抗体による創薬標的Gタンパク質共役型受容体の不活性化の分子機構【日野智也/岩田 想/村田武士】
嗅覚神経細胞分化におけるNotchシグナルのエピジェネティックな制御【遠藤啓太/Adrian W. Moore】
ヒトiPS細胞由来神経上皮様幹細胞移植による脊髄損傷治療【藤元祐介/中島欽一】
News & Hot Paper Digest
解明されはじめたIL-1αの産生メカニズム【貞富大地/武田弘資】
小分子非コードpiRNAとDNAメチル化が長期記憶を誘導する【黒川理樹】
精神疾患研究における下等モデル生物の利用【神谷 篤】
ナノメディシン:ナノ粒子の臨床応用に向けて【亀井謙一郎】
心血管治療には血管カテーテル処置とバイパス手術のどちらが有効か【川上浩司】

連載

クローズアップ実験法
質量分析法による代謝物質のイメージングと定量【杉浦悠毅/梶村真弓/末松 誠】
誌上留学! ―ラボ英会話のKEY POINTS >>> Web留学編へ
白熱の学会発表―自分のアイデアを表現する【浦野文彦/Christine Oslowski/Marjorie Whittaker】
ラボレポート ―留学編―
アメリカで結婚・妊娠・出産する女性研究者として ―Cincinnati Children's Hospital Medical Center【石川栄里】
Opinion ―研究の現場から
研究者だからできる! 高校生への科学教育実践例【木村栄輝/ベナー聖子】

関連情報

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 実験医学通巻500号を記念して,2012年7月17日~8月31日まで「実験医学500号記念特別アンケート」を実施しておりました.期間中は,たくさんのご参加と貴重なご回答をいただきまして,誠にありがとうございました.

 アンケートでは,500号に関するたくさんの質問をうかがっておりました.特に,第1問「創刊号からこれまでの「実験医学」のなかで,非常に印象に残っていたり,今も大切に保管しているなど,あなたが影響を受けた特集号とその理由を教えてください」という設問では,たくさんのタイトルを挙げていただき,私どもも本当に感慨深い気持ちで集計させていただきました.

 本ページでは,お答えの多かったタイトルを研究分野別に並べ,皆さまからのご意見と共に結果を発表しております.どうぞご活用いただけましたら幸いでございます.

アンケートにご回答いただいた方500名様へのプレゼント「500円分の図書カード」は,厳正な抽選の結果,発送させていただきました.当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます.

テクノロジー・ツール

実験医学増刊:遺伝子工学総集編

実験医学増刊 Vol.5 No.11

遺伝子工学総集編

村松正実/編

当時のバイブルとして今でも本棚にある/学生の時大学の図書館で読んだ覚えがあります

実験医学増刊:発生工学の新展開

実験医学増刊 Vol.10 No.13

発生工学の新展開

近藤寿人,中辻憲夫,角田幸雄,平本幸雄/編

自分が執筆したので/私が大学院進学の際に研究室を選ぶきっかけになった本です

実験医学増刊:再生医療へ進む最先端の幹細胞研究〜注目のiPS・ES・間葉系幹細胞などの分化・誘導の基礎と,各種疾患への臨床応用

実験医学増刊 Vol.26 No.5

再生医療へ進む最先端の幹細胞研究注目のiPS・ES・間葉系幹細胞などの分化・誘導の基礎と,各種疾患への臨床応用

山中伸弥,中内啓光/編

フローサイトを使った内容がのっていた/山中先生のiPS細胞の大発見/ESTの開発を行っていたため

実験医学:超高速シークエンスが開く次世代の生命科学

実験医学 2009年1月号 Vol.27 No.1

超高速シークエンスが開く次世代の生命科学

服部正平/企画

新しい時代を切り開く大きな技術革命を分かりやすく解説していた/超高速シークエンスについて詳しく知るきっかけになった/シークエンス研究の方向性

実験医学増刊:使えるデータベース・ウェブツール〜日本発のデータベース戦略から,ゲノム・疾患情報の有効活用まで

実験医学増刊 Vol.29 No.15

使えるデータベース・ウェブツール日本発のデータベース戦略から,ゲノム・疾患情報の有効活用まで

有田正規/編

便利なツールを探すのに非常に参考になった/情報収集の幅広いツール活用のため/実用的/自分とテーマが近い/ウェブツールの説明書を探していたのでとても役に立った/DBに興味があったので/便利なツールの使用法チェック

生化学/分子・細胞生物学

実験医学:転写調節研究の新展開

実験医学 1991年3月号 Vol.9 No.3

転写調節研究の新展開

堀越正美/企画

このあたりからきちんと読み始めたため

実験医学:グルタミン酸レセプター

実験医学 1991年5月号 Vol.9 No.6

グルタミン酸レセプター

川合述史/企画

実験医学:アポトーシス-細胞死のシグナル伝達

実験医学 1992年10月号 Vol.10 No.16

アポトーシス-細胞死のシグナル伝達

長田重一,畠中寛/企画

生理的に細胞が死ぬことの意味を初めて知った/ポスドクのテーマに参考になった

実験医学増刊:アポト-シス-細胞死の機構

実験医学増刊 Vol.11 No.17

アポト-シス-細胞死の機構

長田重一,橋本嘉幸,井川洋二/編

研究をはじめたころの総説/アポトーシスという言葉がまだ一般的ではなく勉強になった/当時アポトーシスの研究をおこなっており、大変刺激になった

実験医学増刊:転写因子研究の最前線’97〜発生・神経・医学研究にかかわる転写因子

実験医学増刊 Vol.15 No.4

転写因子研究の最前線’97発生・神経・医学研究にかかわる転写因子

村松正實/監 田村隆明,鍋島陽一,岡野栄之/編

自分の総説が掲載された

実験医学:アポトーシス:生死を決める最後の指令分子と救済分子!

実験医学 1998年7月号 Vol.16 No.10

アポトーシス:生死を決める最後の指令分子と救済分子!

長田重一/企画

関連した研究を開始

実験医学増刊:シグナル伝達研究の新しい局面〜注目される空間的・時間的制御機構

実験医学増刊 Vol.16 No.14

シグナル伝達研究の新しい局面注目される空間的・時間的制御機構

西田栄介/編

医学博士のテーマでもあったため/最新情報を網羅していてとても参考になった

実験医学:核内レセプターと疾患

実験医学 1998年12月号 Vol.16 No.19

核内レセプターと疾患

加藤茂明/企画

核内受容体の研究を初めて間もない頃に出会った一冊だったから/私自身が初めて買った実験医学の本だから。今でも手元に持っています。

実験医学:世界発:NO研究の最前線

実験医学 1999年6月号 Vol.17 No.8

世界発:NO研究の最前線

中根正樹/企画

初めての就職時のテーマ調査に購入した/当時の研究テーマに関連

実験医学:拡大するユビキチンの世界

実験医学 2000年7月号 Vol.18 No.11

拡大するユビキチンの世界

田中啓二/企画

この時点での総括的な特集となっていたため/自分の研究に役立つため/当時クローニングした遺伝子がユビキチン・プロテアソーム系に関わる分子で、この分野について勉強するのに役立った/細胞に人間に必須のタンパク質が遺伝子から作られる機構だけでなく、不良なタンパクを品質管理する機構も精緻にできている事を知り、それを吸収するために購入した1冊、思い出深い。

実験医学増刊:形と運動を司る細胞のダイナミクス〜最新技術による分子機構の解明から疾患治療への展開まで

実験医学増刊 Vol.24 No.13

形と運動を司る細胞のダイナミクス最新技術による分子機構の解明から疾患治療への展開まで

竹縄忠臣,遠藤剛/編

細胞運動についてよくまとまっていてわかりやすい/細胞骨格を研究し始めたころから参考にしている/自分のキネティクスの研究テーマに沿って多角的に特集されていた/細胞運動はその機能の環境適応と不可分であり基礎医学の重要テーマです

実験医学:脂質メディエーターの機能

実験医学 2009年8月号 Vol.27 No.13

情報伝達をつかさどる生理活性物質脂質メディエーターの機能

横溝岳彦,村上誠/企画

専門外で且つ関心を持っている特集だったから/脂質に興味を持ち、友人から譲ってもらった大切な一冊/研究分野だから

実験医学:疾患に対抗するオートファジー〜感染防御,免疫制御の新規メカニズムから糖尿病,パーキンソン病への関与まで

実験医学 2009年11月号 Vol.27 No.18

疾患に対抗するオートファジー感染防御,免疫制御の新規メカニズムから糖尿病,パーキンソン病への関与まで

吉森保/企画

オートファジー研究を始めたところだったので/オートファジーの研究をしていたので購入した/タンパク質の品質管理/感染免疫とオートファジーの関係について調べていたので

実験医学増刊:細胞死研究総集編〜アポトーシス・非アポトーシスの誘導機構から生体機能への関与,癌・糖尿病・神経変性疾患などの病態メカニズムまで

実験医学増刊 Vol.28 No.7

細胞死研究総集編アポトーシス・非アポトーシスの誘導機構から生体機能への関与,癌・糖尿病・神経変性疾患などの病態メカニズムまで

三浦正幸/編

生命科学における細胞死を総合的に捉えているため/私の研究内容と関わる/細胞死によるdanger signalについて興味を持っていたので/興味深い/自分の研究に関する総説としてまとまっている

実験医学増刊:タンパク質分解系による生体制御〜ユビキチン,プロテアソーム,オートファジー,調節性プロテアーゼによる恒常性維持・刷新の新機構と,疾患への関与から創薬戦略まで

実験医学増刊 Vol.29 No.12

細胞内のリノベーション機構タンパク質分解系による生体制御ユビキチン,プロテアソーム,オートファジー,調節性プロテアーゼによる恒常性維持・刷新の新機構と,疾患への関与から創薬戦略まで

村田茂穂,反町洋之/編

研究内容と一致しており、指導教官も執筆を行ったので/現在、ユビキチン-プロテアソーム系の研究を行っており、本書は現在でもすぐ手の届くところに置いている/分解系についてよくまとめられており、沢山の知識を得ることができたから/タンパク質分解と生体制御との関係/関連あるテーマだから/あまり注目されていない分野から大きな発見があった/蛋白質分解系がどのような生体制御に関わっているのかを総合的に捉えることができるため/タンパク質の機能に興味があるから/最近興味がある分野です/タンパク分解経路の最新を確かめたかった

実験医学:分子・細胞から解明する 肝臓のバイオロジー〜発生・再生の分子機構に迫る生物モデルと肝疾患治療法の開発

実験医学 2011年8月号 Vol.29 No.13

分子・細胞から解明する 肝臓のバイオロジー発生・再生の分子機構に迫る生物モデルと肝疾患治療法の開発

宮島篤/企画

肝臓の研究をしているから/肝臓の実験を行っており、非常に参考になったため

ゲノム

実験医学:p53:ゲノムの守護神

実験医学 1998年10月号 Vol.16 No.15

p53:ゲノムの守護神

田矢洋一/企画

p53のさきがけの特集だったから/研究を始めたころの特集だった

実験医学増刊:エピジェネティクスと遺伝子発現機構〜クロマチン構造の変化,転写制御から疾患とのかかわりまで

実験医学増刊 Vol.21 No.11

発生・細胞分化を決定するエピジェネティクスと遺伝子発現機構クロマチン構造の変化,転写制御から疾患とのかかわりまで

押村光雄,伊藤敬/編

研究テーマと重複していたため/現在の研究を行う際、基礎的なエピジェネティクスの知識を得るのに役立ったから/エピジェネティクスの詳細が理解できたから/Epigeneticsという新しい分野が急激に開拓されたが、最先端情報を幅広く日本語で解説されていた非常に助かった

実験医学増刊:エピジェネティクスと疾患〜基礎メカニズムと解析手法の最新知見からがん・神経・代謝・アレルギー疾患などへの応用まで

実験医学増刊 Vol.28 No.15

エピジェネティクスと疾患基礎メカニズムと解析手法の最新知見からがん・神経・代謝・アレルギー疾患などへの応用まで

牛島俊和,塩田邦郎,田嶋正二,吉田稔/編

専門外の領域を勉強する導入として役に立ったため/当時エピジェネティクスについてほとんど知らなかったが実際の疾病とリンクさせている内容であったので理解しやすかった/研究に必要で長期間愛用していたため/個体差健康科学の観点から幅広く知識を収集するため/よくまとまっているためとても参考になった/個人的に興味がある/これから発展する分野

代謝

実験医学:老化とメタボリズム制御の理解 〜~未来へのブレークスルーをめざして~

実験医学 2007年8月号 Vol.25 No.12

新たなパラダイムによる老化とメタボリズム制御の理解 ~未来へのブレークスルーをめざして~

鍋島陽一,今井眞一郎/企画

単純に興味があり、何度も読んだ記憶があるため/栄養学的見地から寿命について考えたかったので/食品分野でも、メタボとアンチエイジングに効果があるかどうかが注目されてきて大変興味深く特集を読んだため/線虫を用いた抗老化の研究をしているため

実験医学増刊:解明が進むメタボリックシンドローム〜脂肪細胞の機能からエネルギー代謝・摂食・心血管系の制御機構,予防と治療まで

実験医学増刊 Vol.25 No.15

解明が進むメタボリックシンドローム脂肪細胞の機能からエネルギー代謝・摂食・心血管系の制御機構,予防と治療まで

春日雅人,伊藤裕,箕越靖彦/編

ちょうどメタボに関するテーマに取りかかり始めた時に非常に参考になったため/当時の自分の研究テーマにタイムリーな話題だったから/研究のヒントになったから/自分の研究のために参考になった/メタボリックシンドロームも日々多様化している中で、どのくらい解明されたのか、わかった

実験医学:サーチュイン研究の最前線〜The 10th Anniversary of Sirtuin Biology

実験医学 2010年12月号 Vol.28 No.19

代謝と老化・寿命を結ぶサーチュイン研究の最前線The 10th Anniversary of Sirtuin Biology

今井眞一郎,Leonard P. Guarente/企画

栄養学的見地から寿命について考えたかったので/興味があるテーマだったから/長寿が遺伝子によって支配されているというのは衝撃的だったから/テレビでも言われて関心を持った/ちょうどアセチル化を調べていたから/研究テーマが近いため/研究テーマに近いから/研究の発展がめざましく、特集にまでなって驚いたため

がん

実験医学:microRNAの制御異常と癌〜癌の発症・進展に関わる分子ネットワークの理解からバイオマーカー,治療標的としての応用へ

実験医学 2009年5月号 Vol.27 No.8

microRNAの制御異常と癌癌の発症・進展に関わる分子ネットワークの理解からバイオマーカー,治療標的としての応用へ

落谷孝広/企画

microRNAと癌の情報を得られたから/講義でmiRNAについて勉強する必要があったため/miRNAに目を向けさせてくれたから

実験医学:p53ワールド〜新たな癌抑制機構からiPS誘導,老化・代謝制御まで

実験医学 2010年2月号 Vol.28 No.3

p53ワールド新たな癌抑制機構からiPS誘導,老化・代謝制御まで

田中知明/企画

この分野に進もうと決めたから/研究に関連があったから/丁度興味を持っていたときだったから/癌幹細胞のトピックスがよくまとまっていたため/癌幹細胞の最新情報を知り得たから/自分の研究と非常に内容が近いため/癌幹細胞に興味があるため

実験医学増刊:がん幹細胞―ステムネス,ニッチ,標的治療への理解〜genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

実験医学増刊 Vol.29 No.20

がん幹細胞―ステムネス,ニッチ,標的治療への理解genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

須田年生/編

癌幹細胞に興味があるため/業務拡張の参考/幹細胞に興味があるから/stem cellの大まかな理解に役立った/ガン幹細胞の難治性解明に役立てられるから/がん幹細胞、ステムネス、ニッチ、標的治療への理解/ニッチの研究に参考となる

脳神経

実験医学増刊:記憶・学習と高次脳機能〜新手法と新概念

実験医学増刊 Vol.12 No.19

記憶・学習と高次脳機能新手法と新概念

御子柴克彦,田中啓治,津本忠治/編

当時の研究テーマに関連/実験医学の存在を初めて知った1冊

実験医学増刊:発生・神経研究の最前線’96-’97

実験医学増刊 Vol.14 No.8

発生・神経研究の最前線’96-’97

上野直人,岡野栄之,野地澄晴/編

その分野を俯瞰するのに役立った/当時日本の分子発生生物学も盛り上がり始めていた

実験医学:神経変性疾患の分子病態と治療戦略に迫る-疾患別のアプローチと最新の研究成果

実験医学 2001年11月号 Vol.19 No.17

神経変性疾患の分子病態と治療戦略に迫る-疾患別のアプローチと最新の研究成果

辻省次/企画

アミロイドベータへの治療アプローチが簡明に記載されているので/当時研究室配属を決定づけたテーマでした/学生時代に研究をはじめた頃に読んだ特集。当時の研究テーマに関連した当該号の特集は非常に印象深かった。これを読むたびに、あの頃の初心に返ることができる

免疫

実験医学:自然免疫システムの解明

実験医学 2005年6月号 Vol.23 No.10

自然免疫システムの解明

竹田潔/企画

自然免疫に関連した研究テーマを行っているため/当時興味があったので/興味があった

実験医学増刊:感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略

実験医学増刊 Vol.27 No.10

感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略

光山正雄,北潔,野本明男/編

興味があった/感染症、特に寄生虫の研究を行っているため/免疫研究のため、大学院進学を考えだした頃の一冊/感染症に関する仕事に関与しているため/自身の専門分野・研究内容に関係が深いため/特にウイルス感染とスプライシングの記事が勉強になりました/病原体に対する免疫機構をテーマにしたものだから

実験医学:慢性炎症の分子プロセス〜組織リモデリングから自然炎症の概念まで

実験医学 2010年7月号 Vol.28 No.11

疾患発症のニッチに潜む慢性炎症の分子プロセス組織リモデリングから自然炎症の概念まで

小川佳宏/企画

免疫の勉強に非常に役に立った。この号でとりあげていないサイトカインについても特集してもらいたいです/サイトカインの最新研究の知見が網羅されており、疾患への影響までまとめられていたから/現在の研究内容をまじめにやるにあたって読んだ/サイトカイン研究をまとめたものだから

実験医学増刊:慢性炎症ー多様な疾患の基盤病態〜生活習慣病,がん,免疫・神経疾患に至る分子メカニズムと診断・治療への応用

実験医学増刊 Vol.29 No.10

慢性炎症ー多様な疾患の基盤病態生活習慣病,がん,免疫・神経疾患に至る分子メカニズムと診断・治療への応用

小川佳宏,真鍋一郎,大島正伸,竹田潔/編

自分が自然免疫に関連した論文を出した後に、出て来た特集であったから/国民全員が知ってもイイ新たな概念だと思った/慢性炎症を勉強するきっかけになった/歯周病は慢性疾患であるから/「慢性炎症」と疾患の関連が良くまとめられており役に立ちました/慢性疾患について学ぶことができた

その他

実験医学:20代30代の生命科学

実験医学 1997年1月号 Vol.15 No.1

20代30代の生命科学

夢ができた

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