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リボソームプロファイリングによる網羅的翻訳解析の最前線

Frontiers in ribosome profiling for comprehensive translation survey
木村悠介,岩崎信太郎
Yusuke Kimura1)2)/Shintaro Iwasaki1)2):RNA Systems Biochemistry Laboratory, RIKEN Cluster for Pioneering Research, RIKEN1)/Laboratory of RNA Systems Biology, Department of Computational Biology and Medical Sciences, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo2)(理化学研究所開拓研究本部 岩崎RNAシステム生化学研究室1)/東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻 RNAシステム生物学分野2)
10.18958/6455-00001-0001176-00

遺伝子発現の中核をなす翻訳はさまざまなメカニズムにより複合的に制御されている.リボソームプロファイリング法ではmRNA上のリボソームの位置を網羅的かつ定量的に解析することで,細胞内の翻訳状況を俯瞰することができる.本稿では,リボソームプロファイリング法の原理と応用例を概観する.さらに,リボソームプロファイリング法の改変によって得られた最新の知見を紹介する.

翻訳,リボソームプロファイリング,局所翻訳,新生鎖フォールディング,翻訳共役的複合体形成

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