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合理デザインによる新規タンパク質の創出:現状とその可能性

Computational protein design: current status and future prospect
小杉貴洋,古賀理恵,古賀信康
Takahiro Kosugi1)〜3)/ Rie Koga1)/ Nobuyasu Koga1)〜3):Protein Design Group, Exploratory Research Center on Life and Living Systems(ExCELLS), National Institutes of Natural Sciences1)/ Research Center of Integrative Molecular Systems, Institute for Molecular Science, National Institutes of Natural Sciences2)/ SOKENDAI, The Graduate University for Advanced Studies3)(自然科学研究機構生命創成探究センター1)/自然科学研究機構分子科学研究所2)/総合研究大学院大学3)
10.18958/6455-00001-0001181-00

タンパク質の配列空間は果てしなく広い.自然は見出していないが,人類にとって有用なタンパク質が存在する可能性は大いにある.近年,この広大なタンパク質の知られざる世界を計算機を用いて合理的に探索する技術が発展してきている.本稿では,タンパク質合理設計の現状と可能性について概観する.

タンパク質合理設計,人工タンパク質,タンパク質配列空間

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